エイジングは酸化だけじゃない!
身体がコゲつく「糖化」とは?
エイジングの原因の一つに活性酸素で身体がサビつく“酸化”があります。しかし、近年は
酸化の他に身体がコゲつく『糖化』が注目されるようになりました。糖化とは、食事など
から摂った余分な糖質が体内のタンパク質などと結びつき、細胞などを劣化させる現象。
これが進むと肌のシワやくすみ、シミ等となって現れてしまいます。
ホットケーキをつくるときに、こんがりと焼けて褐色になっていくのも糖化の一例。
ホットケーキに含まれる砂糖と卵・牛乳などのタンパク質が結びついて加熱によりこんがり
とした焼き色に変化します。
ホットケーキは“美味しさのサイン”でも、身体には老化のサイン!?
≪あなたのコゲつき度チェック!≫
□クッキーやケーキなど甘いものの間食が多い
□バックやデスクにアメやお菓子をいつも入れている
□外食は丼ものが好き
□ご飯や麺類などの主食はしっかり食べる
□食べたらすぐに眠くなる
□甘辛い料理が好き
□甘い清涼飲料水をよく飲む
□野菜や豆類が嫌い
□ついつい夜食を食べてしまう
□早食いしてしまう
□運動はほとんどしない
◎チェックが多いほど糖質を摂りすぎている傾向にあり、糖質を吸収しやすい生活習慣に
なっていると考えられ、糖化が進んでいるといえます。
■糖化が進むと、こんな所に影響が・・・
肌:コラーゲン繊維が壊され、弾力低下、シミ・たるみ・くすみの原因に
髪:毛髪タンパク質の変性で、強度が低下しコシ・ツヤが失われる
≪今すぐ始められる、抗糖化習慣!≫
生きている限り、糖化を食い止めることはできません。
しかし、食事や生活習慣を変えることで糖化を予防できますので、これを読んだ今日から
実践しましょう!
①ベジタブル・ファースト:
食事の最初に食物繊維が豊富な野菜を摂ることで糖質を吸収するスピードが緩やかになり、
血糖値の急上昇も防ぎます。また、白米より玄米、うどんよりそばなどを選ぶと糖化しに
くいといわれています。
②食後に軽い運動を:
食後1時間以内は血糖値が最も上がる時間帯。30分程の軽いウォーキングや室内でのスク
ワットがオススメ。
③睡眠時間は6時間以上:
新陳代謝が最も活発なのは眠っている時。睡眠不足が続くと、ホルモンの分泌が悪くなり
老廃物がうまく排出されません。
④抗酸化物質を摂る:
糖化が起こるときは、酸化も一緒に起こることが多くこの両者がそろうと、老化の危険度が
高まります。
糖化を防ぐためには、まず酸化を防ぐことです。抗酸化作用のあるポリフェノールや、
アントシアニンなどがオススメ!