女性は肩が凝りやすい…

女性の「肩こり」の原因とは⁉


デスクワークや家事に育児で、夜にはカチコチ…ズッシリ…男性より女性が多く、厚生労働
省の国民生活基礎調査(H28年)
でも女性が感じる自覚症状の第一位となっている「肩こり」。
この肩こり、実は女性特有の身体の構造と現代の生活習慣が原因になっているといわれて
います。

≪身体の構造≫
原因①★筋肉量の違い
女性は男性に比べて筋肉量が少なく、頭部の重みを細い頸部(首)と少ない筋肉のみで
支えているため、より首や肩への負担が大きいといわれています。

原因②★冷えによる血行不良
筋肉量が少ない女性の身体は冷えを起こしやすく、冷えによる血流の悪化により疲労物質
が溜まることで凝りが起こりやすくなるといわれています。

原因③★ホルモンバランス
女性は、妊娠・出産や毎月の生理でホルモンバランスが変化しやすく、自律神経も乱れが
ちに。そのため血行不良になり、結果、凝りにつながりやすいといえます。

≪現代の生活習慣≫
原因①★ストレス
仕事や家事によりストレスを抱えがちな現代人ですが、ストレスは血行不良にもつながる
ため凝りにも影響をおよぼします。

原因②★食生活の乱れ
ダイエットによる過度な食事制限などで食生活が乱れると、ホルモンバランスの乱れや
血行不良につながり、結果、凝りを引き起こしやすくなります。

原因③★運動不足
仕事や家事により長時間同じ姿勢でいることは運動不足になりやすいだけでなく、血流を
滞らせがちになります。また、運動不足は筋肉量の低下にもつながります。

女性は根本的に肩こりや冷えになりやすく、ほとんどの原因が“血行不良”によるものです!
血行不良になると…
疲労物質が溜まりやすくなり「肩こり」に…
悪い姿勢や体形、疲労やストレス、生活習慣によって、肩の筋肉が緊張して血行が悪くなる
と、筋肉に疲労物質が蓄積し、肩こりの症状が発生します。

では、肩こりを予防・改善するためにはどうしたら良いのか…
それには日々の生活を見直す必要があります!

肩こり対策①★姿勢を良くする
肩こりの対策には、できるだけ首や肩の筋肉に負担がかからないよう、姿勢を良くすること
が大切です。
前かがみの姿勢になると首や肩にどうしても余計な負担がかかり、肩こりを起こしてしまい
ます。
肩を開いて胸を張るように意識し、肩甲骨を背中の中心に寄せるように意識してみましょう。

肩こり対策②★筋肉を動かしたり温めたりして血行を良くする
肩こり対策には、首や肩周りの筋肉を動かして血行が良くなるように心がけましょう。
首や肩を回したり、腕を身体の後ろで組んだりと、簡単なストレッチをするだけで楽になる
はずです。
また、血行を良くするには温めるのも効果的です。
お風呂でしっかり温まることや温湿布を利用するのも肩こり対策になります。

肩こり対策③★自律神経を整える
自律神経はストレスの影響を受けやすく、女性特有のホルモンバランスの変化があるなかで
ストレスにさらされると、自律神経が乱れます。
ストレスをうまく解消して溜めないようにしましょう。
また、自律神経の安定のためには、規則的な生活も大切です。
起きる時間、寝る時間、食べる時間を一定にし、生活リズムを整えましょう。