あなたは本当に眠れていますか?

現代人に多い「かくれ不眠」


布団に入ってもなかなか眠れない…。朝疲れが残っている。ただの寝不足と思っていると
知らない間に「かくれ不眠」が進行していることも!!
かくれ不眠は、軽度かつ短期の不眠状態のことで、時には日常生活にも悪影響を与えて
しまうことがあります。
そうならないためにも、自分自身の眠りへの意識をあらためて見直すことが大切です。

≪かくれ不眠の5つのタイプ≫
●『生活不規則』タイプ
生活や仕事が忙しく、生活パターンが不規則になって、睡眠が削られているタイプです。
生活に支障をきたすほどの影響は見られず、本人も睡眠不足が苦にならないため、
気づかないうちに脳が疲れ果てていたり、身体機能のバランスが崩れている場合が
あります。
対処法:毎日同じ時間に睡眠を取りましょう。就寝時間を一定にすることで睡眠リズムが
整い、睡眠の質が良くなり快眠をもたらすことにつながります。

●『自分は大丈夫』タイプ
眠らなくて当たり前、寝なくても平気、寝る時間が惜しいと、睡眠を犠牲にしている最も
不眠に近いタイプです。
対処法:睡眠を記録しましょう。睡眠に対して自覚的になり、意識できるようにしましょう。

●『高ストレス』タイプ
睡眠の質や量が不十分で、さまざまなストレスが現れている可能性があるかくれ不眠タイプ
です。イライラ・無気力・無感動など、十分な睡眠が得られず脳が疲れていることで、
メンタル上の問題が出てきている可能性があります。「自分は大丈夫」タイプと同じく、
本格的な不眠症に近いかくれ不眠です。
対処法:このタイプのほとんどの人が目覚めの際の不調を感じています。医師に相談する
こともオススメです。

●『眠りが浅い』タイプ
睡眠を軽視しているわけではなく、生活も乱れていないのに、眠りが浅いために十分な睡眠
が取れていないタイプです。年配の方に多いですが、若い人にも現れることがあります。
対処法:寝る前の室温・湿度の調節、食事など自分にあった入眠法を見つけることが大切です。

●『初期かくれ不眠』タイプ
生活に不調はそんなに感じていないけど、先々本格的なかくれ不眠に発展するかもしれない
タイプです。現時点では軽度な悩みですが、そのままにしておくと重症化する危険性がある
ため、睡眠について見直しをしたほうが良いタイプです。
対処法:かくれ不眠の予防ができる軽度なタイプなので、今のうちからかくれ不眠を理解
することを心がけましょう。

かくれ不眠を放っておくと、本格的な不眠症に発展してしまう危険性があります。
本格的な不眠症になる前に、身体の調子を崩すことも考えられます。

▼かくれ不眠が続くと起こりやすい症状
・太りやすくなる
・お肌の調子が悪くなる
・ストレスを感じやすくなる
・イライラしやすく攻撃的になる
・不安を感じやすくなる
・無気力になる
・集中力がなくなる
・免疫力が低下する
・高血圧・糖尿病などになりやすくなる 

かくれ不眠にならないためにも質の良い睡眠を取る対策が必要です。

★質の良い睡眠を取るための対策★
・夕食は就寝の2時間前までに済ませる
・40℃前後のぬるま湯に30分くらいかけてゆっくり浸かる
・寝る少し前に部屋の照明を落とす
・寝室は暑すぎず寒すぎないよう、室温に注意する
・自分に合った寝具を選ぶ
・寝る前にテレビ・パソコン・スマホなどは見ない
・日中、適度な運動をする